子どもは、友だち同士やメディア等から様々な表現方法を吸収していますが、その中には好ましくない言葉もあると思います。
大人は、つい「そんな言葉使わないで!」と注意しがちですが、果たしてそれで良いのでしょうか?
園でも最近、子どもたちの中で「〇〇って言われて悲しかった・・・」「◇◇って言わないで欲しいな」など、言われた言葉で困っている姿が見られる時があります。
そんな中、「ふわふわとちくちく」という絵本を読みながら、子どもたちと一緒に言葉について考えてみました。
★ふわふわことば→言われて「うれしい」ことば
★ちくちくことば→言われたら「かなしい」ことば
本を読み進めながら、みんなにどんな言葉を言われたら嬉しいか、発表してもらったところ
「ありがとう」「だいじょうぶだよ」「てつだうよ」「だいすき!」等々、心が元気になる言葉が子どもたちから出てきました。
でも、怒った時、イライラした時は、つい「ちくちくことば」が浮かんでしまう事もありますよね。そんな時は「ちくちくことば」を「ふわふわことば」に替えてみよう、という話をすると
「〝これ、おいしくない!″ じゃなくて、〝少し、苦手″とかだね!」と言い換えの提案が。こんな話し合いを思い出しながら、「ふわふわことば」が少しずつ増えれば良いなと思います。