食事をする際、たくさん噛んでから飲み込むことが大切です。
「〇〇回噛もうね」という声掛けもありますが、「おいしく味わう」「たのしく食べる」という観点からみるとノルマを与えるようなことはあまりお勧め出来ません(笑)。
必要以上に神経質に考える必要はありませんが、やわらかい食事に偏ったり、飲み物で流し込むような食べ方になったりしないように調理形態や食品の形状を見直してみると良いですね。
食事の時「あ、どんな音がするかな?」「いい音が聞こえてきたね♪」など、子どもの食べる意欲を引き出す声掛けが効果的です。
- 「バリバリって聞こえるね♪」 → キャベツ など
- 「カリカリ、良い音だね♪」 → スティック野菜 など
- 「サクサクだね♪」 → 唐揚げ、春巻き など
- 「トロトロ、おいしそう♪」 → あんかけ など
「噛むことのメリット」
- 消化を助ける
- 味覚が育つ
(口腔内で味わい、鼻に抜ける感覚の経験)
- 食べすぎの予防
- 運動能力を育てる(食いしばる能力)
- 歯並びを良くする
「噛まないことのデメリット」 → 嫌な経験が好き嫌いの原因になる
- 誤嚥が起こる
- 魚の骨がささる、ミニトマトや餅がつかえる